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悪ノリ感が最高『ジョン・ウィック:パラベラム』 [映画]

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ゲームのようにバッタバッタと人が死んでいきます、画面の中だけで死んだ人の数では、プライベートライアンの上陸作戦シーンとどちらが多いのだろう、血の量はこちらはそうでもないが、もはや悪ノリというレベルなので、画面にキルカウントなどをジョークで付けたら面白い。誰かYouTubeでやってくれないかな。
前作の終了直後からという作りなので、血の付いたシャツなどもそのまんま、しかもその格好でモロッコまで行っていた、NYからモロッコまで何日かかるのか知らないが、パンツなんかもそのままか?
殺陣のシーンはこの映画の売りだと思うが良く練られている、007シリーズなどでもいろんな道具を武器として使うが、本はみたことない、馬に蹴らせて倒す(偶然じゃなくて狙って)というのも。
ハードな作品でありながら、きゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」を日本の雰囲気を出すため(?)に使うなど、ところどころに悪ノリ感があって楽しめる、しかもまだ続くとは。
2019/10/16
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重い!なのになぜかスッキリ!『ジョーカー』 [映画]

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アメコミという姿を借りた、狂人の犯罪者の誕生を描いた作品であり、これを面白いと評価してしまう自分自身に疑念を感じてしまう。
この映画、ネタバレなど無い、観客のほとんどが知っているであろう、善良な青年がジョーカーへと変貌していくストーリー、これ以外に説明しようが無い、意外な展開もどんでん返しも無いし、バットマンとの絡みもない(ウェイン家との絡みはあるが)、主人公アーサーの辛い境遇が淡々と綴られていく。
作品全体の雰囲気はとても思い、社会の底辺ともいえる環境で生活し、精神的な病も患っているアーサーであるが、まじめに人を喜ばせることに生きようとしている姿に観客は共感する、映画が全てアーサーの視点で描かれるため、必然的にアーサーと思考が一致することになる。
だからアーサーの鬱積した精神が弾けてジョーカーへと変貌していくときに、同じような開放感を感じてしまう。
前半で鬱積された恨みつらみが後半で爆発するという、いわば「必殺仕事人」的なスッキリ感だが、この映画では対象が悪代官ではなく、普通の人々であり、アメリカ社会。
そして、こんな狂人が本当に居そうという危機感が、「ちょっと待て」という気持ちになる。
アメリカでの上映状況を伝えられている通り、ある意味危うさを含んだ作品であるが、間違いなく見ごたえがある一品。
2019/10/7
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アド・アストラ [映画]

2019/9/24
「アド・アストラ」
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二週続けてブラピものを見てしまった。
SFではあるが、息子の父親捜しがメインテーマ。
このテーマだけならSFである必要は無かったと思う。
背景は一応ハードSFのようで、月面や火星の描写や宇宙船の描写にこだわりが感じられ、見ごたえもあるが、反面、そもそもの問題の発端となったサージなどがあまり説明されていない。
「反物質」が云々とか言っていたが、反物質をどう作って、どうやって制御しているのかが非常に気になってしまった。
冒頭の国際アンテナ(?)からの落下シーンでは、ブラピのタフネスと冷静沈着ぶりが表現されていて、この後のブラピの行動に納得感を与えている。
この映画はブラピの内面の変化を描くのが主で、SF的要素は単なる舞台なので、ちょっとどっち付かずな印象を受けてしまった、登場人物の内面を描くにしても、父親のトミー・リー・ジョーンズの行動にもちょっと不可解な面があり、ここでも説明不足な感じ。
火星からの発進場面でも、ブラピのロケットへの侵入に気付いたクルーが、座席から外れてブラピを捕まえようとするが、ロケットの点火と加速により反対側に叩きつけられて即死という事故が起きるが、そのタイミングだとそうなるの分かっているよね? という行動だと思う。
全体的には良くできた作品だが、いまいち腑に落ちないところが気になる映画。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド [映画]

2019/9/18
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
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日本版と英語版のポスターを並べてみました、日本版でわざわざマーゴット・ロビーを外しているのは、ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオという二大スターを強調したかったのでしょうか?
ストーリー的には、マーゴット・ロビーも欠かせないので、あっても良かったとは思いますが。
タイタニックでは若造だったレオ様もいい年になったなぁ、ブラピはもともと老け顔なのであまり変わらない印象、50歳代半ばという歳を感じさせない逞しい上半身を披露しております。
ストーリーは基本的には淡々と進むので、緩い感じで鑑賞するのが良い。
いい意味で緩い感じがするのは、そもそもハリウッドのある日の日常的なことを描いているのと、ディカプリオとブラピの関係性が良い距離感でリラックスしていること、ブラピの大胆不敵ぶりが合っていること等、ときに暴力描写もあるものの全体的に緩い雰囲気だからか。
ただこの緩い雰囲気が終盤だけはバイオレンスに代わる、実話のシャロン・テート事件をベースにしているらしいが、映画ではなぜかディカプリオの家に押し入るものの、ブラピとディカプリオに撃沈される、そしてシャロン・テートは無事にめでたしめでたしとなる。
全体的に緩い雰囲気だったので、この終わり方は良いと思う、誰も死なないし。(押し入った3人は生死不明だが)
劇中でディカプリオの出演映画を再現していたが、それなりに本当の映画っぽくて、緩い中にもスパイスになっていたと思う。
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ブレードランナー ファイナルカット[IMAX] [映画]

2019/9/9
「ブレードランナー ファイナルカット[IMAX]」
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しばらく更新をさぼってしまった・・・
この映画、見たことはあったが、映画館で見るのは初めて。
IMAX版という事で見に行ってみました、まぁストーリーは知っていましたが。
やっぱり映画は「大画面」と「音」だな~という印象、没入感が全然違います。
正直、TVで見たときは途中で眠くなった。
作品全体に漂う陰鬱とした雰囲気が、雨の音とともに包み込まれるように感じる。
先日逝去した、ルトガー・ハウアーもかっこよかったねー、主演のハリソン・フォードよりかっこよかった。
それにしても、この映画を含めて、80年代から90年台初頭の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ロボコップ3」や「ダイ・ハード」なんかをみると、アメリカ社会に対する日本の影響が大変大きかったんだなーと思いだす、いまやその立場は完全に中国だけどね。
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ロケットマン [映画]

2019/8/26
「ロケットマン」
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これは絶対に音響のいい映画館で見るべき! 普段カーオーディオで聞いているエルトン・ジョンの曲が、遥かに素晴らしく聞こえる。ボヘミアンラプソディーもそうだったけど。
ボヘミアンラプソディーと比べたけれど、スーパースターになったがために、親しい人との確執や孤独、アルコールやドラッグに溺れ、ゲイであるゆえに家庭も築けないという悩み、そしてどん底からの復活という似たようなプロットになってしまうのは、もう一工夫あっても良いのではと思ったが、エルトン・ジョンの方がもともと変わり者のイメージがあるので、こっちのほうがしっくりくるかも。
しかしコンサートやエルトン・ジョンの曲をバックグランドにしたシーンは素晴らしい、心情を現したものだと思うが、意外にもミュージカルのようなシーンが結構あり、ビジュアル的にも楽しめる。
作詞は同じ人とずっと組んでいたとは知らなかった、いくら才能があっても一人でスターになれることはなく、人との出会いが大切だということか。
エンドロールで、過去のエルトンの映像と映画の映像をならべて、こんな風に再現してますと見せているが、子供時代の写真が一番の激似!
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イソップの思うツボ [映画]

2019/8/19
「イソップの思うツボ」
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未だにタイトルの意味が分からない、ウサギと亀をモチーフにしているのは分かるが、なぜに犬がはいる?しかも全然重要な役割じゃないし。
作品全体のストーリーは、亀の一家が、あることで恨みを持つウサギの一家に復讐をしようとして、そこに亀の手伝いに犬の親子が絡むということになる。
前半、亀一家がいろいろな手口でウサギの一家に近づき、後半に正体を明かすという、復讐劇としては普通の話、違うのは亀一家が恨みを持っているということを観客が知るのは、ウサギ一家と同じタイミングなので、えーそうだったのと言うことにはなる。ただそれが分かっても、前半部分の手口にそうとう無理があるよねという印象は否めない。
背景に、殺人のリアリティショーを見たがる金持ちたちがスポンサーになっているという、単純な復讐劇では無い捻りはあるが、これが伏線に絡んでいない。
『カメラを止めるな!』の監督だという事を盛んに宣伝しているが、あの映画で感じた新鮮さには全然及ばない、どちかというとテレビで2時間のサスペンスドラマを見ている感じ。
行った映画館がたまたま1,100円一律の日だったので、安く見れてまあま満足だが、TOHOで1,900円なら高く感じただろう、そんなレベル。
とにかく色々な意味ですっきりしない。
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アルキメデスの大戦 [映画]

2019/8/15
「アルキメデスの大戦」
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冒頭、大和の轟沈シーンから始まるが、この映画の時系列としては結末のシーン、もっともわざわざ描かれなくても、大和が轟沈されて終わるのは誰でも知っていることなので、本作唯一かつ秀逸のスペクタクルシーンとして必要だったのだろう。
戦艦が主体だがこれを戦争映画と言って良いのかどうかは微妙、主に描かれるのは太平洋戦争前の時期なので、冒頭を除いて戦争の場面や、命を奪われるような緊迫したシーンもない。
現代政府で、官僚による税金の不正利用を暴く社会派ドラマしても成り立ってしまう。
主人公は、大和の建造を辞めさせて、戦争への道を回避しようとするのだが、見ている観客は大和が建造されるのは知っているし、フィクションだとしても、冒頭で大和が描かれているので、主人公の大義が叶わないことを知っている。
つまり観客は主人公の気持ちになりきることが出来ないわけで、あくまで客観的に一歩引いた目線で鑑賞することになる。
全体的にテンポも良いし、菅田将暉のまじめで余裕のなさげに見える演技も、数学の天才で一般的には変人というキャラクターの雰囲気を出していたのだと思う。
ラストのシーンだが、主人公があれほど大和を建造させないという大義をもっていたはずなのに、最後に大和の建造に同意する(明確には描かれていない)心境の変化が、ちょっと説明不足かなと感じた。
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スノー・ロワイヤル [映画]

2019/6/18
「スノー・ロワイヤル」
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リーアム・ニーソンの生真面目なイメージから、ハードな復讐劇と思わせておいて、ブラックコメディー。
いやリーアム・ニーソンの役どころは、あくまで真面目な除雪作業員です、だからこそ周りの輩たちとの対比が引き立つ。
ただの除雪作業員という割には、腕っぷしが異常に強い、最初の一人は素手だけでボコボコにしてしまう、年取ったとはいえガタイが良いからね。
もはや笑ってしまうくらい人が簡単に殺される、もっともほとんどは麻薬の売人や、金で人を売る倫理観にかけたしょうがない奴ら。
白人のマフィアらしいボスが、主人公の情報を売りに来た殺し屋を、金で人を裏切るなど倫理観がなってないという理由で殺す。お前はどうなんだと突っ込みたくなるが、こういうところがブラックコメディー。
冷静に考えれば主人公も相当悪人、息子を殺された復讐に燃える父親とは言え、なんせ一方的に3人殺しているからね。
でも最後まで警察にも疑われることなく、最終的にはマフィアと先住民の悪い奴ら同士が勝手に殺しあって一件落着。
感動するわけでもなく、目を見張るほどのアクションがあるわけでもないが、勘違いから巻き起こる騒動をゆる~い気持ちで楽しみましょう、スパイスは人の血で。
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海獣の子供 [映画]

2019/6/17
「海獣の子供」
海獣の子供.jpg
いやーとにかく書き込みが凄い。
一枚一枚が静止画としてもかなりの細かさだが、(アニメなので)当たり前だがそれが動く。
これも原作は読んでいない、というか原作があるのも知らなかった。
正直、監督さえ良く知らなかったので、音楽を久石譲がやるなら、それなりに高いレベルなのだろうと思って見に行った程度だが、この絵のレベルだけでも一見の価値があると思った。
ストーリーは中学生の成長物語かと思いきや、生命の誕生を表現したもっと次元の違う話。
特に終盤は”2001年宇宙の旅”を思い起こす抽象的な表現。
ただこちらの方は、登場人物が「海は子宮、隕石は受精卵」(だったかな?)という事を語っているので、2001年~よりは分かり易い。
地球で生命が誕生したのは、隕石がもたらしたという仮説があるので、この映画はそれを主軸にしたものなのであろう。
展開は割とゆっくりしたものかも知れない、だけどその間を、写実的な絵画のように書き込まれた絵が埋めているので、気にならない。
西洋人には作れない映画。

追加
この映画の宣伝について。
最初にこの映画を知ったのは、TVかWebか忘れたが予告編だったと思う。
この予告編が米津玄師の歌と相まって、映画のイメージを的確に表していたと、見た後で思う。
クジラが矮小なものを見下すようなギョロリとした目が良かった、もしあれが無かったら、よくある恋物語の映画だろうと思って、見に行くことは無かっただろう。
見どころは予告編だけという映画もよくあるが、この映画に関してはそんなことは無い。
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