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海獣の子供 [映画]

2019/6/17
「海獣の子供」
海獣の子供.jpg
いやーとにかく書き込みが凄い。
一枚一枚が静止画としてもかなりの細かさだが、(アニメなので)当たり前だがそれが動く。
これも原作は読んでいない、というか原作があるのも知らなかった。
正直、監督さえ良く知らなかったので、音楽を久石譲がやるなら、それなりに高いレベルなのだろうと思って見に行った程度だが、この絵のレベルだけでも一見の価値があると思った。
ストーリーは中学生の成長物語かと思いきや、生命の誕生を表現したもっと次元の違う話。
特に終盤は”2001年宇宙の旅”を思い起こす抽象的な表現。
ただこちらの方は、登場人物が「海は子宮、隕石は受精卵」(だったかな?)という事を語っているので、2001年~よりは分かり易い。
地球で生命が誕生したのは、隕石がもたらしたという仮説があるので、この映画はそれを主軸にしたものなのであろう。
展開は割とゆっくりしたものかも知れない、だけどその間を、写実的な絵画のように書き込まれた絵が埋めているので、気にならない。
西洋人には作れない映画。

追加
この映画の宣伝について。
最初にこの映画を知ったのは、TVかWebか忘れたが予告編だったと思う。
この予告編が米津玄師の歌と相まって、映画のイメージを的確に表していたと、見た後で思う。
クジラが矮小なものを見下すようなギョロリとした目が良かった、もしあれが無かったら、よくある恋物語の映画だろうと思って、見に行くことは無かっただろう。
見どころは予告編だけという映画もよくあるが、この映画に関してはそんなことは無い。
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