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ロケットマン [映画]

2019/8/26
「ロケットマン」
ロケットマン.jpg
これは絶対に音響のいい映画館で見るべき! 普段カーオーディオで聞いているエルトン・ジョンの曲が、遥かに素晴らしく聞こえる。ボヘミアンラプソディーもそうだったけど。
ボヘミアンラプソディーと比べたけれど、スーパースターになったがために、親しい人との確執や孤独、アルコールやドラッグに溺れ、ゲイであるゆえに家庭も築けないという悩み、そしてどん底からの復活という似たようなプロットになってしまうのは、もう一工夫あっても良いのではと思ったが、エルトン・ジョンの方がもともと変わり者のイメージがあるので、こっちのほうがしっくりくるかも。
しかしコンサートやエルトン・ジョンの曲をバックグランドにしたシーンは素晴らしい、心情を現したものだと思うが、意外にもミュージカルのようなシーンが結構あり、ビジュアル的にも楽しめる。
作詞は同じ人とずっと組んでいたとは知らなかった、いくら才能があっても一人でスターになれることはなく、人との出会いが大切だということか。
エンドロールで、過去のエルトンの映像と映画の映像をならべて、こんな風に再現してますと見せているが、子供時代の写真が一番の激似!
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イソップの思うツボ [映画]

2019/8/19
「イソップの思うツボ」
イソップの思うつぼ.jpg
未だにタイトルの意味が分からない、ウサギと亀をモチーフにしているのは分かるが、なぜに犬がはいる?しかも全然重要な役割じゃないし。
作品全体のストーリーは、亀の一家が、あることで恨みを持つウサギの一家に復讐をしようとして、そこに亀の手伝いに犬の親子が絡むということになる。
前半、亀一家がいろいろな手口でウサギの一家に近づき、後半に正体を明かすという、復讐劇としては普通の話、違うのは亀一家が恨みを持っているということを観客が知るのは、ウサギ一家と同じタイミングなので、えーそうだったのと言うことにはなる。ただそれが分かっても、前半部分の手口にそうとう無理があるよねという印象は否めない。
背景に、殺人のリアリティショーを見たがる金持ちたちがスポンサーになっているという、単純な復讐劇では無い捻りはあるが、これが伏線に絡んでいない。
『カメラを止めるな!』の監督だという事を盛んに宣伝しているが、あの映画で感じた新鮮さには全然及ばない、どちかというとテレビで2時間のサスペンスドラマを見ている感じ。
行った映画館がたまたま1,100円一律の日だったので、安く見れてまあま満足だが、TOHOで1,900円なら高く感じただろう、そんなレベル。
とにかく色々な意味ですっきりしない。
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アルキメデスの大戦 [映画]

2019/8/15
「アルキメデスの大戦」
アルキメデスの大戦.jpg
冒頭、大和の轟沈シーンから始まるが、この映画の時系列としては結末のシーン、もっともわざわざ描かれなくても、大和が轟沈されて終わるのは誰でも知っていることなので、本作唯一かつ秀逸のスペクタクルシーンとして必要だったのだろう。
戦艦が主体だがこれを戦争映画と言って良いのかどうかは微妙、主に描かれるのは太平洋戦争前の時期なので、冒頭を除いて戦争の場面や、命を奪われるような緊迫したシーンもない。
現代政府で、官僚による税金の不正利用を暴く社会派ドラマしても成り立ってしまう。
主人公は、大和の建造を辞めさせて、戦争への道を回避しようとするのだが、見ている観客は大和が建造されるのは知っているし、フィクションだとしても、冒頭で大和が描かれているので、主人公の大義が叶わないことを知っている。
つまり観客は主人公の気持ちになりきることが出来ないわけで、あくまで客観的に一歩引いた目線で鑑賞することになる。
全体的にテンポも良いし、菅田将暉のまじめで余裕のなさげに見える演技も、数学の天才で一般的には変人というキャラクターの雰囲気を出していたのだと思う。
ラストのシーンだが、主人公があれほど大和を建造させないという大義をもっていたはずなのに、最後に大和の建造に同意する(明確には描かれていない)心境の変化が、ちょっと説明不足かなと感じた。
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