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スノー・ロワイヤル [映画]

2019/6/18
「スノー・ロワイヤル」
スノーロワイヤル.jpg
リーアム・ニーソンの生真面目なイメージから、ハードな復讐劇と思わせておいて、ブラックコメディー。
いやリーアム・ニーソンの役どころは、あくまで真面目な除雪作業員です、だからこそ周りの輩たちとの対比が引き立つ。
ただの除雪作業員という割には、腕っぷしが異常に強い、最初の一人は素手だけでボコボコにしてしまう、年取ったとはいえガタイが良いからね。
もはや笑ってしまうくらい人が簡単に殺される、もっともほとんどは麻薬の売人や、金で人を売る倫理観にかけたしょうがない奴ら。
白人のマフィアらしいボスが、主人公の情報を売りに来た殺し屋を、金で人を裏切るなど倫理観がなってないという理由で殺す。お前はどうなんだと突っ込みたくなるが、こういうところがブラックコメディー。
冷静に考えれば主人公も相当悪人、息子を殺された復讐に燃える父親とは言え、なんせ一方的に3人殺しているからね。
でも最後まで警察にも疑われることなく、最終的にはマフィアと先住民の悪い奴ら同士が勝手に殺しあって一件落着。
感動するわけでもなく、目を見張るほどのアクションがあるわけでもないが、勘違いから巻き起こる騒動をゆる~い気持ちで楽しみましょう、スパイスは人の血で。
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海獣の子供 [映画]

2019/6/17
「海獣の子供」
海獣の子供.jpg
いやーとにかく書き込みが凄い。
一枚一枚が静止画としてもかなりの細かさだが、(アニメなので)当たり前だがそれが動く。
これも原作は読んでいない、というか原作があるのも知らなかった。
正直、監督さえ良く知らなかったので、音楽を久石譲がやるなら、それなりに高いレベルなのだろうと思って見に行った程度だが、この絵のレベルだけでも一見の価値があると思った。
ストーリーは中学生の成長物語かと思いきや、生命の誕生を表現したもっと次元の違う話。
特に終盤は”2001年宇宙の旅”を思い起こす抽象的な表現。
ただこちらの方は、登場人物が「海は子宮、隕石は受精卵」(だったかな?)という事を語っているので、2001年~よりは分かり易い。
地球で生命が誕生したのは、隕石がもたらしたという仮説があるので、この映画はそれを主軸にしたものなのであろう。
展開は割とゆっくりしたものかも知れない、だけどその間を、写実的な絵画のように書き込まれた絵が埋めているので、気にならない。
西洋人には作れない映画。

追加
この映画の宣伝について。
最初にこの映画を知ったのは、TVかWebか忘れたが予告編だったと思う。
この予告編が米津玄師の歌と相まって、映画のイメージを的確に表していたと、見た後で思う。
クジラが矮小なものを見下すようなギョロリとした目が良かった、もしあれが無かったら、よくある恋物語の映画だろうと思って、見に行くことは無かっただろう。
見どころは予告編だけという映画もよくあるが、この映画に関してはそんなことは無い。
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ [映画]

2019/6/10
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」
ゴジラ キングオブモンスターズ.jpg
”三大怪獣 地球最大の決戦”(1964)がハリウッドに掛かるとこんなに変わる。
いや流石に臨場感と迫力はすごい。
ハリウッド版はゴジラが明確に人間寄りで、ゴジラ&モスラ vs キングギドラ&ラドンという感じ。
キングギドラは首が長くスマートになって、よりドラゴン感が増していた。
ゴジラとモスラはオリジナルの”あの”曲が、アレンジされていたもののちゃんと使われていたのが嬉しい。
オスプレイがめちゃくちゃ活躍していた、これは米軍の販促ビデオか?
ゴジラ映画は(初期の頃は特に)社会風刺や警告メッセージなどがあり、この映画も色々とリスペクトを感じられるが、単純に怪獣映画として楽しむのもあり。
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空母いぶき [映画]

2019/6/3
「空母いぶき」
空母いぶき.jpg
原作読んでいない。
ちなみに、かわぐちかいじ物は「沈黙の艦隊」と「ジパング」は全巻読んだので、雰囲気は知っているつもり。
西島秀俊演じる艦長が、どのような状況でもまったくブレないのが気持ちいい。
シン・ゴジラと似たようなプロットと言われるが、なるほどそう思う。
日本の危機に及んで、自衛隊の武力を行使するか否かというところが、ストーリー上の重要なポイント。
特にこちらは仮想国とは言え、国家間の戦争の危機ということでもっとシビア。
佐藤浩市も抑えた演技ながら、最終決断者の苦悩を描いていたとは思う、ネットでは色々悪口を言われているらしいが。
原作を知る人からすれば、納得できないところが多いのだとは思う、そりゃ2時間そこそこに収めようとすれば無理も出てくるでしょうね。
単体の映画とみれば、良くできたエンターテインメントになっている、映画オリジナルらしい乗合せた二人の記者も、そんなに気にならなかった、もっとも映画のストーリーでは必須のキャラになっているが。
唯一気になったのが、F35って洋上艦船との連携やステルス性能を生かした、先手必勝が大前提だったんじゃなかったっけ?
相手に先に撃たせてドッグファイトに持ち込むのは、ありなのか?
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キングダム [映画]

2019/5/14
「キングダム」
キングダム.jpg
東宝系が割引で見れる日だったからなのか、そんなに人気があるのか、平日にもかかわらず結構混んでいた。
原作知らない、出ている俳優もほぼ知らない、そんな前提知識なんにも無しで見た、
昔の中国が舞台で、時代背景などが合っているのか等は分からないが、衣装やセットなどに安っぽさは無く、全体の雰囲気は大作だと思う。
大沢たかお演じる将軍も、その無双ぶりが良い感じを出している。
気になったのは、主人公の男、わめきすぎ、絶叫しすぎ。
アニメなら熱血ぶりが良いのだろうが、実写でやられると、のべつ幕なしあの調子だと鬱陶しい。
逆に後の始皇帝の王の、抑えた語り口に好感を覚えた。
もう一点は、終盤で敵の待つ城に乗り込んで、主人公が王の弟を追い詰めようとする場面。
自分の王様が敵を引き付けて獅子奮迅しているのに、自分が王の弟を捕らえるのを、必死に戦いながら待っているのに、君は悠長にし過ぎじゃないか?そんなにのんびりやっていたら、王様やられちゃうよ。
でも最後には大沢たかおが全部持っていきました。
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アベンジャーズ・エンドゲーム [映画]

2019/5/10
「アベンジャーズ・エンドゲーム」
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タイムトラベルで過去に戻り、インフィニティストーンを奪ってサノスの指パッチンを阻止する。
だけどそれで消された人が戻るわけではなく、戻った時代で再度指パッチンをすることで、消された人々が復活するという、タイムトラベルが絡むと少々話が分かりにくくなる。
過去の時代でトニー・スタークが父親と会う、キャプテンがかつての恋人と遭遇するなど、ドラマ的な展開があり、終盤は(予定通り)全員が揃って大規模な決戦が繰り広げられる、ボリュームも厚みもある一本。
また過去に戻るというストーリーから、過去作品での出演者が大量に出演しており、名優ロバート・レッドフォードやマイケル・ダグラスなどが一寸だけ出演しているのも、映画にゴージャス感を与えていたと思う。
ところで最も強かったヒーローはスカーレット・ウィッチだったのか、サノスとただ一人で戦い、サノスがその攻撃にたまらず、見方も巻き込む無差別爆撃を命令するというところまで追い詰めた。
アイアンマンとキャプテンとソーの三人がかりでも敵わなかったのにね。
最後にアイアンマンの死で終わるというのは、一作目のアイアンマンから始まったMCUが一旦一区切りを迎え、新たな展開が始まることの象徴としているのだろうか。
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